高還元SESで若手がスキルアップする具体的な方法
2023.9.4
こんにちは。代表のみっちーです。
本日はSESでどうスキルアップしていくか具体的な手順をお話ししようと思います。
ある程度経験されている方はまた別の話になるので、今回は実務1~2年生レベル、工程で言うと製造以降が一人称で対応できる方を対象にお話しします。
テストから製造へ、製造から詳細設計へ、いかにして効率よく工程をあげていくか具体的にお話しできればと思います。

大前提SES業界はスキルシートに記載がないものは対応不可、未経験、という見られ方をします(所属会社の営業力にもよりけり)。
例えばテスターとして2年、3年と経験を積んだところで、【製造】という記載がなければそれは、【できない人】という扱いです。
そんな中、如何にして製造フェーズに、詳細設計に上げるかというお話です。
大きく2点あると思ってます。
①Java Gold取得
この業界において資格取得はやみくもに行っても良い側面がほとんどありません。資格を取得しても特に単価には直結しない傾向が強いです。ですが、Java Goldはちょっと別格です。一目置かれる傾向にあります。この資格を持っていれば、多少の単価交渉ができたり、製造実務未経験だとしても、とりあえず面談してみようか、とお客様が判断する可能性があります。
試験ではJavaの基本的な言語構造からAPIの使用、ソフトウェアデザインパターンまで、幅広いトピックが出題されます。
難易度は、Javaに対する事前の経験や、試験にどれだけしっかりと準備するかによって変わる可能性があります。多くの人が試験に合格するためには十分な学習と実践的なコーディングが必要だと推奨しています。
この資格があることをアピールできれば現場も仕事を任せてくれるかもしれません。

②どこまでいってもユーザーファーストであれ(コミュニケーション能力)
自分が製造やテストの仕事を与えられ、それを言われた通り淡々とこなすだけでは当然何も進展はありません。また次も、テストや製造の現場に入るのがオチです。冒頭にも申し上げましたが、スキルシートに設計という記載をすることが第一優先です。そのためには製造の現場にいながらいかにして設計のお手伝いをさせてもらえるか、という事になります。
設計が必要な場面とはどういった場合でしょう?当然新たに機能を追加するときですよね。なにもないのに設計はしません。
つまり、与えられた設計書を基に、製造やテストをポチポチやっているのではなく、そのシステムを利用するお客様にとって本当に理想なシステムになっているかを考えながら取り組むべきです。
もっとこういうほうがいいのに、という声があれば見直しをして、設計書を起こす可能性は高いです。
その提案ができるかどうか、その提案をして話を聞いてもらえるような人間関係を構築できているのか、そこに尽きると思います。

そういう意味で言うと若手ほどリモートワークするメリットは薄れていくとも考えています。
先輩社員と参画している場合は、その先輩が教えてくれるかもしれませんが、1人での参画だとなかなかそうはいきません。
常に自分が携わるシステムは本当に顧客の要望を叶えられているのか、現場の方とすり合わせ、話し合いを重ねながら、提案する姿勢を忘れないこと。
それができれば、現場評価も上がり、単価も上がり、設計に少しは携われる機会ができます。
そういった現場を2,3個経験すれば、詳細設計はある程度マスターできると思いますし、そのころにはきっと現場から愛される人間としてもより素敵な人に生まれ変わっているかもしれません。
細かく言うと他にも方法はあると思いますが、おおきくまとめると資格の取得と現場での提案、という話です。

SESではスキルが身につかないと言われがちですが、弊社は全くその意見に賛同しておりません。
何かの参考になれば。ではまた次回